学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』

本の紹介です

学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』

第6章 自信を構築する作戦② 統制の所在

今回はP145~P150で述べられている自信がどのようにコントロールされているのかについてのこれまでの心理学における研究を概観し、教える立場側が踏まえておきたいことをまとめる。要約冒頭で「統制の所在」について、定義される。統制の所在とは、自...
学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』

第6章 自信を構築する作戦①

はじめに今年4月から担任をしているクラスの学生を見ていて、なぜそんなに自信がないのだろうと感じている。今一番私が必要なのは第6章を学んで、クラスの授業でそれを活かした実践することだと思った。日ごろの授業や学生とのやり取りを通して、もしかした...
学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』

第1章 学習意欲を研究するということ③

内発的・外発的動機づけ今回はP17~P20で述べられている動機づけ研究に関する主要な論点の一つである、内発的・外発的動機づけについて要約してから考察する。(要約)筆者によると、内発的・外発的動機づけの研究では、両者の関係が大きな焦点となって...
学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』

第1章 学習意欲を研究するということ ②

動機づけ研究における特性と状態今回はP12~P17で言及される、動機づけをめぐる議論によく出てくる「特性」と「状態」について触れられている部分を要約してから、考察する。(要約)ここでは、学習者の意欲を理解・高めるために、特性(Trait)と...
学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』

第1章 学習意欲を研究するということ①

本書で採用する立場第1章冒頭の「本題に入る前に」では、テーマについての読者の問題意識が問われる。その後P2~P3の「意欲とは何か」で、「意欲」というものについての定義が説明され、この本で扱われる学問的な立場について言及される。今回はP1~P...
学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』

『学習意欲をデザインする~ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン』 本の紹介

筆者と監訳者表題の本の著者は、教育心理学とインストラクショナルデザイン分野を専門とし、学習動機付けに関する研究で知られている、John M Keller(ジョン・ケラー)博士である。監訳者の鈴木克明先生は、熊本大学大学院社会文化科学研究所シ...