2025-05

読解授業のための理論『Reading in a Second Language』

16項目のカリキュラム作成原則④

学習者間でテキスト理解に関する議論を促進する今回は、P438~439のカリキュラム作成原則④を読み、要点をまとめてから考察を述べたい。要点教室での読解授業で、読む文章についてのディスカッションの役割は、一般的に2つあると筆者は述べている。1...
読解授業のための理論『Reading in a Second Language』

16項目のカリキュラム作成原則③

読解カリキュラムに意図的な練習(deliberate practice)を取り入れること今回はP435の表19-2、3項目目の原則である「意図的な練習」の必要性について、筆者が述べていることを整理してから、考察する。(要点)多くの読解練習の...
読解授業のための理論『Reading in a Second Language』

16項目のカリキュラム作成原則        ②読むための目標を明確にしてから読み、目的のために再読すること 

今回は、P436~437に述べられている、2つ目のカリキュラム作成原則を読み、要点をまとめてから考察する。要点多くの読解の教科書では、読む前の活動を終えたら、次に文章を単に読むように指示されているだけで、読むための明確な目的が提示されていな...
読解授業のための理論『Reading in a Second Language』

16項目のカリキュラム作成原則①多読と頻読

P436から、前回まとめた読解カリキュラム作成に当たっての16の原則が1つずつ説明されている。今回は原則①の多読と頻読について要点をまとめてから、考察を述べたい。(要点)これまでの読書研究で、第一言語及び第二言語の読解力は、できるだけたくさ...
読解授業のための理論『Reading in a Second Language』

第19章 読解カリキュラムと指導

5月3日 今回はまず、第19章の表19-1に述べられている読解指導のカリキュラムを作成するにあたって、読み手が備えたい重要な知識とスキルをまとめる。次に表19-2で具体的に提示されている読解指導のための16項目のカリキュラム作成原則を踏まえ...