読解授業のための理論『Reading in a Second Language』

読解授業のための理論『Reading in a Second Language』

日本語教師のための読解授業ブラッシュアップ

動機づけについて学ぶことは授業をデザインするために役立つ今回は、『Reading in a Second Language』第10章P225~P226で述べられている動機づけ理論の定義や種類についての背景と、5つの確立された理論のうち、1つ...
教室活動×ICT

10 Motiavation for Reading(読むための動機づけ)

第10章の要約と考察を始めたいと思う。今回は、P224~P225のイントロダクションと動機づけの定義について扱う。要約筆者によると、動機づけとは、特定の分野における目標・価値観・信念を指し、行動的には努力・時間・粘り強さとして表れるというこ...
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16項目のカリキュラム原則⑯

読解と内容学習を統合する今回はいよいよ16項目のカリキュラム原則の最終回になる。P446~P447に書かれている原則⑯について要約してから考察する。(要約)原則⑯では、読解カリキュラムを効果的にするためには、内容学習と読解スキルの発達を組み...
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16項目のカリキュラム原則⑮ 学習のための評価を促進すること

今回はP445~P446の原則⑮について要約してから考察する。(要約)カリキュラム原則⓻では、読解授業での教師の役割は、文章の主旨が理解できたどうかをテストするのではなく、どうやって主旨を理解するのか、その方法を教える事が大切だと言及した。...
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16項目のカリキュラム原則⑭

読むことと書くことをつなげてアカデミックな課題に備える今回はP445の原則⑭を要約してから、考察したい。(要約)アカデミックな場面では、読んだことをもとにしたライティングの課題が多い。そのため読んだ内容をライティングに統合する能力を育てるこ...
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16項目のカリキュラム原則⑬

学習者のデジタルリテラシー能力を促進すること今回はP444~445に書かれている原則⑬を要約してから考察する。(要約)近年、語学学習において学習者がデジタルテキストを利用することがますます増えている。とはいえ、学習者がデジタル機器を使いこな...
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16項目のカリキュラム原則⑫

学習者の読解力向上のために教師が読むテキストを選定し調整すること今回はP443~444に述べられている原則⑫を要約してから考察する。(要約)学習者の読解力や読む事に対するモチベーションの向上を目指す時、どんな教材を選び、かつどのようにそれを...
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16項目のカリキュラム原則⑪

読む前、読む、読んだ後の3段階で読解授業を構成すること今回はP443の原則⑪を要約してから考察したい。(要約)読解授業を組み立てる時、読む前と読んだ後の活動を通して、学習者は多様な読解のサブスキルやストラテジーが身に付けられると筆者は述べて...
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16項目のカリキュラム原則⑩

~読みの流暢さのレベルを上げていくこと~今回はP442~P443に書かれている流暢に読めることと読解力との関係について、まとめてから考察する。(要約)文章を読む時、流暢に読めることにより、内容理解が促進され、結果として現れるものとなると筆者...
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16項目のカリキュラム原則⑨

学習者を戦略的な読み手に育てるためのトレーニング今回はP441~442の、学習者を戦略的な読み手に育てることについて要約してから考察を述べる。(要約)学習者は戦略的な読み手に成長するに従い、より高度な読解力を身につけていくと筆者は述べている...