読むことと書くことをつなげてアカデミックな課題に備える
今回はP445の原則⑭を要約してから、考察したい。
(要約)
アカデミックな場面では、読んだことをもとにしたライティングの課題が多い。そのため読んだ内容をライティングに統合する能力を育てることが学業の成功にとって重要だと筆者は述べている。その上で、アカデミックなライティング課題を完成するための資料の読みためには、多くの練習が必要だと指摘している。
以下は、リーディングとライティングを統合するための練習である。
①要約
②複数の資料から、情報を統合する。
③テキストの内容に批判的に応答する。
④読みながらノートを取り。そのノートを実際的な目的のために使う。(レポート作成など)
この章では、リーディングとライティングの統合を第二言語の学習の早い段階から取り入れ、多くの反復学習の機会を与えることが大切だと述べられている。そうすることによって、テキストの情報の正確さや信頼性に責任を持つ事を学びながら、実際の課題で求められるルールや基準も理解できるようになるということだ。また、読んでから書く課題の種類(要約、意見文、批評など)に応じて求められる書き方を指導することも必要だと述べられている。
(今回読んだところからの考察)
読んでから書く課題の種類に応じて求められる書き方を指導するという部分を読んで、思い当たることが多々ある。授業で読んだ文章について要約する練習を取り入れ、学習者が書いた要約文を読むと、要約文ではなく意見文になっている場合がある。または、文章のテーマについて意見文を書く課題の時、作文の内容が意見文ではなく、文章のテーマと関係がない自分のエッセイになっていることがある。
この章で述べられているように、第二言語の早い段階から読むことと書くことをつなげる練習を取り入れる事は大切だと思う。問題になるのは、書く時間が授業の間に確保できない場合も多く、宿題として提出してもらうので、フィードバックまでに間があいてしまうことだ。また、添削した作文を返却した時、学生にどのくらいフィードバックが伝わったのか、確認するのが難しいことだ。
課題を書く時に生成AIを利用する学生は今後ますます増えていくだろう。そのためできれば授業内で自分の力だけで書く時間を確保することを考える必要もあるかもしれない。

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