学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』 第1章 学習意欲を研究するということ③ 内発的・外発的動機づけ今回はP17~P20で述べられている動機づけ研究に関する主要な論点の一つである、内発的・外発的動機づけについて要約してから考察する。(要約)筆者によると、内発的・外発的動機づけの研究では、両者の関係が大きな焦点となって... 2025.08.29 学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』
読解授業のための理論『Reading in a Second Language』 16項目のカリキュラム原則⑯ 読解と内容学習を統合する今回はいよいよ16項目のカリキュラム原則の最終回になる。P446~P447に書かれている原則⑯について要約してから考察する。(要約)原則⑯では、読解カリキュラムを効果的にするためには、内容学習と読解スキルの発達を組み... 2025.08.21 読解授業のための理論『Reading in a Second Language』
学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』 第1章 学習意欲を研究するということ ② 動機づけ研究における特性と状態今回はP12~P17で言及される、動機づけをめぐる議論によく出てくる「特性」と「状態」について触れられている部分を要約してから、考察する。(要約)ここでは、学習者の意欲を理解・高めるために、特性(Trait)と... 2025.08.16 学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』
読解授業のための理論『Reading in a Second Language』 16項目のカリキュラム原則⑮ 学習のための評価を促進すること 今回はP445~P446の原則⑮について要約してから考察する。(要約)カリキュラム原則⓻では、読解授業での教師の役割は、文章の主旨が理解できたどうかをテストするのではなく、どうやって主旨を理解するのか、その方法を教える事が大切だと言及した。... 2025.08.15 読解授業のための理論『Reading in a Second Language』
学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』 第1章 学習意欲を研究するということ① 本書で採用する立場第1章冒頭の「本題に入る前に」では、テーマについての読者の問題意識が問われる。その後P2~P3の「意欲とは何か」で、「意欲」というものについての定義が説明され、この本で扱われる学問的な立場について言及される。今回はP1~P... 2025.08.10 学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』
学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』 『学習意欲をデザインする~ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン』 本の紹介 筆者と監訳者表題の本の著者は、教育心理学とインストラクショナルデザイン分野を専門とし、学習動機付けに関する研究で知られている、John M Keller(ジョン・ケラー)博士である。監訳者の鈴木克明先生は、熊本大学大学院社会文化科学研究所シ... 2025.08.10 学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』
読解授業のための理論『Reading in a Second Language』 16項目のカリキュラム原則⑭ 読むことと書くことをつなげてアカデミックな課題に備える今回はP445の原則⑭を要約してから、考察したい。(要約)アカデミックな場面では、読んだことをもとにしたライティングの課題が多い。そのため読んだ内容をライティングに統合する能力を育てるこ... 2025.08.08 読解授業のための理論『Reading in a Second Language』
雑談 漢字の授業でモヤモヤすること 書き順と字形はどのぐらい大切なのだろう漢字の授業のやり方にはいろいろな方法があると思う。学習者の国籍によっても全く異なった方法が求められる。今回は、非漢字系(非漢字圏)の学習者の漢字授業について、日ごろモヤモヤしていることを書きたい。授業で... 2025.08.04 雑談
雑談 大学院で研究したテーマ 図解活動が読解力の育成に与える影響は?日本語教師として働きながら、大学院で学ぶ同僚がいて、羨ましく思った。事情が許せば、時期が来たらいつか自分も大学院に行ってみたいという夢を持つようになった。大学で日本語教育に関する専攻を卒業したわけでもな... 2025.08.03 雑談
雑談 学生にインスパイアされる いろいろなものとの出会い日本語教師をしていると、いろいろな国の学習者と出会うチャンスがある。その出会いで時には自分が刺激や影響を受けて、何かに興味を持ったり、新しいことを始めたりすることがあった。授業の合間の休み時間は短い。でも私は、その間... 2025.08.02 雑談