大学院で研究したテーマ

図解活動が読解力の育成に与える影響は?

日本語教師として働きながら、大学院で学ぶ同僚がいて、羨ましく思った。事情が許せば、時期が来たらいつか自分も大学院に行ってみたいという夢を持つようになった。大学で日本語教育に関する専攻を卒業したわけでもなく、教えていて自分の強みだと言える領域があるわけではない。この領域に関してはずっと追及していきたいと思える日本語教育に関わるテーマを見付けたいと考えていた。

願いがかなって大学院に入学できたのは、日本語教師を始めてから10年後だった。当時、読解授業の進め方に迷いがあったり、疑問を感じていたことから、研究テーマは中級学習者の読解力の育成に関することにした。

最終的にテーマの核にしたのが、読みながらその内容について図解をすること、又は図解を手掛かりに読むことなどが、読解力にどう影響するのかというような内容だった。まず読解力とは何かと言う定義、読解力はどうやって測るのかと言う方法、量的実験や質的な調査方法など多くを学ぶことができた。

最近、久し振りに読解授業に図解トレーニングを取り入れてみた。グループワークと絡めて活動の形にすると学生のリアクションもより感じられ、手ごたえもあるため、もっと挑戦していろいろな図解活動を取り入れた授業をしたい気持ちになっている。今、ブログでもまとめている『Reading in a Second Language』にも、読解の授業で読んだ内容を図にまとめるという活動が紹介されている。今考えているのは、構造が似ている文章をいくつも集めて、それに対応するパターンの図解をセットにした練習問題を試作してみることだ。

コメント

  1. 羅君晗 より:

    夢だった大学院で学び、それを今の授業に活かそうとしている姿に感銘を受けました。
    読解の授業に「図解」を取り入れる考え、とても面白いですね。文章の構造を視覚的に捉えることは、学習者にとって大きな助けになる筈です。
    「構造が似た文章と図解パターンをセットにする」という具体的な試みも、素晴らしいと思います。

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