いろいろなものとの出会い
日本語教師をしていると、いろいろな国の学習者と出会うチャンスがある。その出会いで時には自分が刺激や影響を受けて、何かに興味を持ったり、新しいことを始めたりすることがあった。
授業の合間の休み時間は短い。でも私は、その間にできるだけいろいろな学生とコミュニケーションをとるようにしている。ゲームに夢中な学生もいる。私はゲームに興味がないわけではないが、これまでいろいろなゲームの話を学生から聞いて、やってみたものの、どうやらゲーム音痴のよう。ちっとも上達しないし続かなかった。ところが1年前、ある学生がやっていたゲームを見て、これならできる!やってみたい!と思ったものがあった。音ゲ―(音楽ゲーム)だった。ゲームセンターに行って楽しめる数少ないゲームが、太鼓の達人だったのもあって、リズム感にはちょっと自信がある。
その学生は音ゲーの音楽を作るアルバイトをしたこともあると言っていて、紹介して貰ったのは中国の音ゲ―だった。たくさんの種類の中から好きなタイトルを選び、レベルを設定して始めるのだが、音楽のカッコよさにまず驚いた。扉のページの絵も個性的で魅力的だった。気に入った音楽で何度も同じレベルを練習していると、音楽全体のリズムを覚えてきて、どのタイミングで画面をタッチすればいいのか体でつかめてくる。すっかりはまってしまった。
2年前だったが、当時のクラスで毎日一人ずつ、学生がテーマについてプレゼンする授業をしていた。ある学生がプレゼンの資料にCanvaを使ったことがきっかけで、私もCanvaを使い始めた。今ではCanvaなしの仕事は考えられないぐらい多用している。
遡る事、8年近く前になるだろうか。休み時間にダンスの動画を見ていた学生がいた。ダンスが好きなのか聞くと、国でずっと習っていたという。私も30代のころダンスをやっていたので、話しが盛り上がって、一番好きなコレオグラフィー(振付)はKyle Hanagamiだと聞き、その動画を検索して見ると、そのカッコよさにすっかりファンになった。ダンススタイルはヒップホップをベースにジャズ、コンテンポラリー、ストリートなど幅広いジャンルを融合させたスタイルだ。BLACK PINKを世界に押し上げた振付師という記事もあった。今では2か月に1度だけだが、Kyle Hanagamiの振付けした曲で、自分が踊れるようになりたいものをダンススクールで習っている。
最近はIpadをノート代わりにしている学生もいる。大学院を志望する学生と研究計画の事を相談していた時、ある学生のIpadの中に整理された書籍やまとめノートを見せてもらった。参考書や教科書を持ち歩くのは大変だが、それがすべてタブレットに入っていれば出先でもすぐ開ける。また、資料やプリントはあっという間に溢れてしまい、整理しないと探すのも一苦労になりがちだ。その学生がタブレットの中に整理されたものを順序良くさっと見せてくれて、これはいいなあと思った。自分もIpadを持っているけれど、動画を見るぐらいしか活用できていなかった。もっと使いこなしたい!とインスパイアされた。
学生に刺激を受けて始めたことは、他にもたくさんある。今回はここまでで・・・。

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