自律学習をサポートするための教師の学び

教師の自己効力感~要約

P162~P163には、「教師(管理者)自己効力感」について書かれている。

この章では、教師や管理者が、学生やチームのメンバーに対して、変われる、成長できると心から信じることによって、実際の成果を向上させることができることが、数々の研究結果をもとに述べられていた。その際に大切なのは、リーダーが「自分には彼らを変え、成長させられる力があるという揺るぎない自己効力感を持つことだそうだ。

研究で明らかになったことは、この信念を持つ教師とそうでない教師では、行動に明確な違いが現れるということだ。例えば、「できる」と信じる教師は、学生により多くの時間を割き、挑戦的な課題を用意し、生徒の意見を尊重する。そして学生が自立して学べる環境を作り、つまずいている学生ほど手厚くサポートする。

一方、「できない」と思っている教師は、成果が出そうな学生にだけ焦点を当てて、そうでない学生を無視しがちで、成果の出ない原因を、教材や、家庭や、学生のやる気など、自分以外の外部の要因のせいにすると述べられる。

つまり、教師の自己効力感が、教師自身の教室での具体的な行動パターンに多大な影響を及ぼしており、それが学生の成果に直結していると指摘されている。要するに、教師が強い自己効力感に支えられた、信念を持って指導に当たることが、学生の学習成果に大きく貢献することがこれまでの研究で明らかになっているということだ。

考察

教師が「できる」と信じて学習者に対してふるまうことが学習効果に大きく影響するということを自覚することが大切なのだと再認識した。そのためには、学習者を日頃からよく観察したり、学習者とコミュニケーションをとったりすることが必要だと思う。

授業で学習者との信頼関係を築き、学習意欲を育てるような工夫や雰囲気づくりに気を配り続けることは、簡単なことではない。なぜなら、授業で扱う項目に対し、万全の準備をしたと思っただけでは、うまくいかないこともあるからだ。ここでは、教師が「できる」という信念を持つことの大切さが強調されていた。もちろんそれが大切なのは言うまでもないが、学習者がきっと「できる」と信じて、あきらめないで辛抱強く励ましたり、待ったりする力もその中に含まれていると感じた。

教師も人間なので、学習者の反応があまりなかったり、悪かったりすると、自信を無くしたり、やる気が失せたりすることもある。その要因を分析し、次に生かすためには、学習者がどう思っているのかを知ることが大切だ。学習者が教室で考えていることや疑問などを活発に発言できるような環境づくりが、教師の「できる」自己効力感にもつながるのではないだろうか。

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