学習者と向き合うための理論『学習意欲をデザインする』

『学習意欲をデザインする~ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン』 本の紹介

筆者と監訳者表題の本の著者は、教育心理学とインストラクショナルデザイン分野を専門とし、学習動機付けに関する研究で知られている、John M Keller(ジョン・ケラー)博士である。監訳者の鈴木克明先生は、熊本大学大学院社会文化科学研究所シ...
読解授業のための理論『Reading in a Second Language』

16項目のカリキュラム原則⑭

読むことと書くことをつなげてアカデミックな課題に備える今回はP445の原則⑭を要約してから、考察したい。(要約)アカデミックな場面では、読んだことをもとにしたライティングの課題が多い。そのため読んだ内容をライティングに統合する能力を育てるこ...
雑談

漢字の授業でモヤモヤすること

書き順と字形はどのぐらい大切なのだろう漢字の授業のやり方にはいろいろな方法があると思う。学習者の国籍によっても全く異なった方法が求められる。今回は、非漢字系(非漢字圏)の学習者の漢字授業について、日ごろモヤモヤしていることを書きたい。授業で...
雑談

大学院で研究したテーマ

図解活動が読解力の育成に与える影響は?日本語教師として働きながら、大学院で学ぶ同僚がいて、羨ましく思った。事情が許せば、時期が来たらいつか自分も大学院に行ってみたいという夢を持つようになった。大学で日本語教育に関する専攻を卒業したわけでもな...
雑談

学生にインスパイアされる

いろいろなものとの出会い日本語教師をしていると、いろいろな国の学習者と出会うチャンスがある。その出会いで時には自分が刺激や影響を受けて、何かに興味を持ったり、新しいことを始めたりすることがあった。授業の合間の休み時間は短い。でも私は、その間...
雑談

学習者が自律的に学ぶということ

「毎日漢字テストが欲しいです」日本語教師の役割として、日本語を教えるというよりも、自律的に日本語を学ぶ学習者の支援者であったりファシリテーターであったりすることが求められている。学習者が自律的に学ぶということについて、今学期(2025年4月...
読解授業のための理論『Reading in a Second Language』

16項目のカリキュラム原則⑬

学習者のデジタルリテラシー能力を促進すること今回はP444~445に書かれている原則⑬を要約してから考察する。(要約)近年、語学学習において学習者がデジタルテキストを利用することがますます増えている。とはいえ、学習者がデジタル機器を使いこな...
雑談

手紙を書く

孫と文通5歳の孫は愛知県に住んでいて、日ごろはlineのビデオ通話で顔を見ている。娘によると、1年ぐらい前からひらがなに興味を持ち始めて、もう全部読めるようになったらしい。ただ、あまり書くことはしないんだよねと言うので、私(おばあちゃん)が...
雑談

授業をする時一番大切なことは何だと思いますか

ICTの勉強会に参加した時のこと2017年だったと思うが、勤めていた学校の上司と同僚と一緒に、日本語教育×ICTの勉強会に参加したことがある。ALCの主催でテーマは反転授業をするためにどうやってICTを活用するか・・・みたいなものだったと思...
雑談

日本語教師になったきっかけ

気づいたらあれから18年わたしが大学の頃、日本語教育専攻という学科はあまり見当たらなかったと思う。今に比べると、日本で生活する外国人の存在を身近に感じることは少なかった。大学の専攻は哲学科社会学だった。マスコミ関係の仕事がしたいと思っていた...